ReMINDロゴ リストマーク

   

塾長の部屋へようこそ


■私の独り言

 大阪・池田市の事件は言うに及ばず、最近の日本においては、安全神話は既に崩壊し、アメリカ並みに危険と隣りあわせの暮らしを余儀なくされているのではないでしょうか。このような状況のもとでは、夜、塾に通学させるのにも、不安を感じる御父母の方々もいらっしゃるのではないでしょうか。横浜でも数年前に殺人事件があり、特に夜間、塾からの帰り道の生徒さんの安全の確保について、気を配って参りました。このため、生徒さんの安全について、何らかの方策がないものかと長年検討を重ねて参りました。
 近年のIT技術の向上は目覚ましく、数年前は高額で手を出しにくかったほどの性能のパソコンが、比較的廉価で入手できるようになってきました。また、携帯端末も、2人に1台というところまで普及してきました。このため、高校生は言うに及ばず、小・中学生も携帯電話を所持している姿をよく見かけるようになりました。

■最近の教育について

 2002年から実施される新学習指導要領については、「円周率をおよそ3とする」とか、「桁数の多い計算は扱わない」とかあるいは、中学校でも「不等式や2次方程式の解の公式を扱わない」などといった、特に理系教育の面における後退ばかりが目立っています。この不況を克服し、日本を再生させるために、これからはなおさら科学技術を発達させ、付加価値の高い製品を開発することで、低賃金国との国際競争に打ち勝っていかなければなりません。それなのに、学生たちの理系離れは憂うべきことです。文部科学省が長年推進してきた「ゆとり教育」は既に破綻をきたしているというのに、官僚というものは、自分たちの失政は決して認めようとはしないものです。
 この結果、最近、単に整数を2倍するとか2で割るといった基本的な計算力すら乏しい生徒が目立つように感じます。これは、ひとえに小学校低学年からの練習不足が積み重なってきたもので、生徒個人の責に帰するというよりも、周囲の大人たちの認識不足に起因するものだと言っても過言ではありません。日々の反復練習が必要なのです。このため、塾など学校以外での学習で補いのきく生徒とそうでない生徒との格差はさらに広がっているのです。
 巷でよく言う「算数嫌い」「数学嫌い」は、それまできちんと教えられたことがない場合が多いのです。算数・数学ほど解けたときの達成感が得られる科目もありません。ですから、解けたときの目の輝き、喜びに満ちた表情こそ、私の喜びでもあるのです。また、1度わからなくなってつまづくとそのままになってしまうケースも多く、わからないことの積み重ねが悪循環になっているのです。だからといって、子どもに迎合するのは禁物です。わからないなら、どこでつまづいているのかその原因を突き詰め、わかるところから説明してその学年の段階までもっていくことが必要なのです。
 また、英語についても同様です。私たち日本人のように、英語を母国語としない者の英語学習においては、grammatical approachを否定すべきではありません。それが、過度の文法軽視と、過度の口語表現を重視した教育を行うことによって、果たして日本人は英語が話せるようになったのでしょうか。その答えは既に出ています。その結果、readingやwritingの力もなく、基本的な単語さえも書けないような高校生を多数生み出しているのが現状です。

■MyReMIND設立の理由

 このような状況を鑑み、IT技術を取り入れた、通学の必要のない、ウェブサイト上での学習塾を設立することにいたしました。皆さんの御要望・御希望を取り入れ、より良いサイトにしていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

2001年8月

東京学芸大学卒

ReMIND代表 宮川 雄一

TOPページへトップページへ